カモ井のリボンハイトリ
カモ井のリボンハイトリを買った。つまりハエ取り紙である。
我が家には8カ月になる乳児が居る。蚊取り線香や蚊取りマットの類いは、その誤飲が怖い。そして噴霧式の殺虫剤では皮膚への付着や、そもそもの毒性が怖い。
我が家はベランダ園芸をしている関係で、この時期少しでも油断をすると、すぐにヤブ蚊が屋内に侵入してくる。
そして、不衛生にしている訳では無いのだが、乾物類から虫が沸くこともある。
何とかそれらの虫を退治する方法が無いかと日頃から思っていたところ、先日の朝日新聞の土曜版・Beにハエ取り紙が取り上げられていた。
ハエ取り紙は1930年頃に作られ、ピーク時には4500万本も生産されたと言う。現在でも食品工場などの殺虫剤が使用出来ない所に需要があり、年間2400万本も生産されていると言う。
今となってはハエ取り紙を見ることが皆無となった。子供のころ、八百屋の総菜売り場の上にハエ取り紙が吊るされているのは日常的な風景だったんだな、という記憶が甦った。
記事を読んだ翌日、ハエ取り紙を購入して来た。意外にも近所のスーパーに平然と並べてあった。なんだか「何としても買うぞ」と力んでいたのに拍子抜けだ。
ハエ取り紙の本来の目的は、読んで字の通り「ハエを捕獲する」ことであろうが、我が家では「虫」を取ることが期待されている。
居間に吊るして既に2日目。数匹の虫が既に捕獲されているようである。
毒性も無く、安全に虫を捕獲できるハエ取り紙。近年では環境問題に注力しているヨーロッパからも注目されているという。
あなたの家にもハエ取り紙、いかがですか?