KOTOBUKIの200水槽に、テトラのワンタッチフィルター「OT-30」を取り付け、現在らんちゅう2匹を飼育している。
金魚は熱帯魚と比べて、えさをよく食べる。さらに排泄物が大きく、すぐに水を汚す。
そんなわけでOT-30の濾過能力向上を図ることにする。
通常OT-30は、バイオバッグと呼ばれる綿袋に活性炭が入っているフィルタをワンタッチで取り付けられる。これは綿による物理濾過と活性炭による不要成分の吸着を主に目的にしているようだ。
説明書を捨ててしまったので確かなことはわからないが、確か2週間から4週間ごとに交換を勧めていた。つまり生物濾過はあまり期待してはいけないのだろう。
今回はこのバイオバッグを差し込むスペースを有効利用して、シポラックスとPowerHouseモノボールを入れられるように改造する。
まずポンプ部から濾過漕への断面積を考えると1cmx6cmで6cm^2あることがわかる。
濾過漕を2分することにし、底面で6cm^2の面積を確保できるよう高さ2cm、幅3cmの水路を
確保することを考える。
(いま、ここでは良くわからないと思いますが、おいおいわかると思います。)
またまた登場!ガーデニング用の植木鉢の底の穴に敷く網マットを流用する。
OT-30を採寸して最適な形になるよう、奥行き3cm、横長さ10cmに切る。
底の水路部分が6cm^2になるよう網の高さを2cmとする。
網の中央部が若干干渉するので少し切り取る。
実際に取り付けてみたら、思ったより綺麗にハマリました。
型紙を準備する。A5のレポート用紙を流用。サイズについては、いろいろ採寸してこれに決定。
これを元に準備したポリプロピレン製のクラフトシートで仕切り板を作る予定。
ちなみに東急ハンズで189円にて購入。(文具売り場のクラフト紙では無く、手芸などのクラフト素材系の売り場にあるクラフトシートなので購入時は注意が必要。)
もし、この記事を見てご自分で作ってみようと言う人がいたら、型紙は不要ですね。
いきなりクラフトシートを上記のサイズで加工しましょう。
輪郭を切り取り、折り曲げる所をカッターナイフで切り取らないように注意しながら切れ目を
入れる。一番右側の5mmの所は反対側に切れ目を入れる。残りのすべては手前側に
切れ目を入れる。
実際に取り付けてみると、こんな感じ。5mmの部分は、バイオバッグを差し込むレール部分に入れ込む。
上から見るとこんな感じ。吐水部は半分の幅になる。
ポンプに近い側に「シポラックス」を入れる。砕いたシポラックスを入れないように注意する。
そうしないと、シポラックスの破片がポンプのスクリュー部分に巻き込まれてしまいポンプを
破壊してしまうかもしれないからだ。
通常のサイズのシポラックスならば水路の幅に阻まれてポンプ部には流れ込まないだろう。
植木鉢の底敷網を加工して、巻き込まないようにするのも良いだろう。
吐水側にはモノボールを入れる。ただし、水槽に流れ込まないように、ぎりぎりの高さまで
入れない方が良いだろう。
予想される水の流れが、これ。
と言うわけで、完成。
さっそく「らんちゅう」水槽に取り付けてみた。
しばらく様子を見て、その後のレポートとしたい。