1年100冊を終えるにあたり
2008年の読書を100冊以上を狙って、Blogで1年100冊を記録しようとしたのですが、2009年を迎えるにあたり、この1年を反省しようと思います。
結局通算70冊程度読んだのですが、Blogに記録することが殆ど出来ませんでした。
その殆どがライトノベルばかりだったのですが、記録が残らなければ意味もなく、総括としては「もっとがんばりましょう」と言った所でしょうか…。
そんな訳で再起を図って、2009年1年100冊を始めようかと思います。
2008年の読書を100冊以上を狙って、Blogで1年100冊を記録しようとしたのですが、2009年を迎えるにあたり、この1年を反省しようと思います。
結局通算70冊程度読んだのですが、Blogに記録することが殆ど出来ませんでした。
その殆どがライトノベルばかりだったのですが、記録が残らなければ意味もなく、総括としては「もっとがんばりましょう」と言った所でしょうか…。
そんな訳で再起を図って、2009年1年100冊を始めようかと思います。
いよいよ図書館戦争シリーズも大団円へ?
最後良ければそれで良し、って言うには少し後味の悪い事件にあの芝崎が巻き込まれてしまいます。人によっては読み進めるのもツライかも。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★☆☆
なかなか春香と裕人の仲に進展が無いまま、春香にとっての新たなライバルが登場?
そして学園は文化祭の季節に。コスプレ喫茶がクラスの出し物となり、椎名と裕人は文化祭実行委員をやることに。
果たして?
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★☆☆
グレッグ・イーガンの府中消失もとい宇宙消失を再々読。
2034年に地球の夜空から星々が消え、この理由の説明がつかないまま33年が過ぎた世界が舞台。
攻殻機動隊の電脳のような世界。人間の脳に対して追加部品をインストールすることで脳の機能を飛躍的にアップできる世界の話。
その機能については「暗号書記(ニューロコム社製$5999-)」なんて書いてあるので、その世界観を身近に感じることができて嬉しい気分。
量子論が使われたSFで、量子論になじみが無いと少し読み難いかもしれないが、その辺は何とかなるので勢いで読んでもOK。
帯を見ると、『SFが読みたい2000年版』で1位を取っているとのこと。
私のオールタイムSFベスト10に入る作品で、文句なしにオススメです。
Status:3回目
Mago6的オススメ度:★★★★★
映画が公開されてから、はや数年。
ようやく文庫化された「かもめ食堂」を購入。
サチエが何故ヘルシンキに食堂を開く事になったのか、ミドリがなぜヘルシンキに来たのか。その辺りが丁寧に描写されている。
まさか、あんな方法で食堂を手に入れたとは…。
映画で見た、トンミ君の漢字名「豚身昼斗念」もインパクトがあって面白かったが、文章で見るその名も何だかおかしみが込み上げてくるようでニヤリとさせられた。
予定調和と言われてしまえばそれまでだが、ゆっくりした時間の流れの中をあくせくせずに過ごす主人公達を優しい目つきで書かれた小説で、読んでいてホノボノとさせられました。
とは言え、まるでエッセイを読むかのようなお話なので、オススメ度は低めです。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★☆☆
いしいひさいち と、峯 正澄の共著による2007年の世相を斬った4コマ漫画とエッセイの書。
もう5年位前から買い続けておりますが、ようやく'08(2007年)版が出版されたので購入いたしました。
この本を読み返すことで、○○年はこんな事件が発生したんだなぁ、そう言えば。と、思い返すことも簡単です。
そして、いしいひさいちの少しとぼけた、しかし毒のある4コママンガが面白く世相を皮肉っています。
1年100冊にカウントしても良かったのですが、4コママンガ主体の本なので、番外としてカウントすることにしました。
無事に夏休みを過ごした春香と裕人。春香の誕生日に急遽教室に現れたメイド隊に連れていかれた場所は、乃木坂家のプライベートアイランド『ハッピースプリング島』。白い水着の春香を前に理性を保てるのか?
3ヶ月も間があいてしまいましたが、読書の方は順調に進んでおりまして、今日時点で57冊まで読了しております。単純に記事のエントリを忘れておりました(爆)。
と言うわけで、アニメ化もされている乃木坂春香の秘密の2巻です。
春香がひた隠しにしている秘密を共有してしまった主人公の裕人。春香と出会って初めての夏休みが訪れ、今までとは一味違う夏休みを体験することになる。春香と行った“夏コミ”のその顛末は…。
ラブコメ方面をたくさん読みたくて、田村くんに続くラブコメ・ラノベを探した所、乃木坂春香の秘密シリーズを購入することにしました。
表紙絵に少し戸惑いながらも購入。
容姿端麗、才色兼備、そして超絶お嬢様の乃木坂春香の秘密の趣味を、とある事情で知ってしまった主人公、綾瀬裕人の物語です。
ラブコメ特有の「なんでこんなに主人公はもてるのだろうか?」って言う所は軽く目をつむり(笑)つつ、読み進めました。
1巻には4話収録。超絶ダイジェストで書くと、春香の秘密の発覚、初めての二人でお買い物、おうち訪問、夏休みの約束、と言った所か。
そんな訳で、ある意味バカップルのラブコメを読みたい人にはオススメします。
「わたしたちの田村くん」の続編、「わたしたちの田村くん 2」を購入。
前巻を速攻で読み終えて、速攻で購入して参りました。
前巻最後で、相馬広香とありがちなシチュエーションの中、ありがちなイベントが発生し、その後、「田村くん」が家に帰り、郵便受けの中を確認した直後から話が始まります。
郵便受けの中には、受験直前から音信不通だった松澤小巻からの葉書が入っていました。
「相馬さんって、だれ?」
田村くんは動揺し、苦悩します。なぜ小巻が広香の事を知っているのか?
ずっと音信不通だったのに、なぜこのことをピンポイントに聞いてくるのか?
その後、小巻が陸上の大会に出場するために、隣町まで遠征に来ます。小巻の真意を聞きたい「田村くん」。
小巻というライバルが居ることを知って、さらに積極的に「田村くん」に迫る広香。
いったい、田村くんはどちらを選ぶのでしょうか?
「わたしたちの田村くん」としては、この巻で一端お話は終了します。
続編が出版されたら、ぜひぜひ読んでみたいと思った作品でした。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
電撃文庫から出ている「わたしたちの田村くん」を購入。
書名は知っていたんですけど、表紙に気圧されて買っていませんでした。
で、とりあえずコミック版を買って読んだら、結構ツボに。
ラブコメっちやラブコメなんですが、主人公の田村くんが計らずとも二股をかけてしまうと言う話なんですが、ほぼ男子校みたいな学校を出ている身としては、40近くなっても憧れてしまいます(笑)
中学の進路調査票に「故郷の星に帰る」と書き続ける不思議少女「松澤小巻」に恋した主人公「田村くん」。夏休み前に彼女に興味を持ち、告白をしたのは良いのだが、小巻は家庭の事情で遠く引越をしてしまう。
小巻のはっきりした返事を貰わぬまま、月一文通をしていた田村くん。
気づけば高校に入学していました。
前に座っているのは、学年一の美少女「相馬広香」。彼女は受験直前に田村くんの部屋に投石してバレンタインのチョコを投げ入れた当人でした。相馬さんの、本当の贈りたい相手は田村くんのお兄さん。
こんな所から始まるラブコメですが、田村くんの揺れる気持ちが、喉の奥って言うか胸の奥を揺さぶってくれます(笑)
あり得ない設定だからこそ、楽しめるってもんです。現実はそんなに甘くない。
でも、そこを乗り越えて楽しむって所が非日常的で気に入っています。
最近、ラノベばっかり読んでいるのは現実逃避なのかもしれませんね。はい。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
図書館戦争のスピンアウト作品。
もうすっかり「戦争」から離れています。
図書館戦争~図書館革命とは違った、日常的な事件を取り上げ、それまでに登場した4組のカップルの動向が書かれています。
もちろん、主人公「笠原 郁」と「堂上 篤」のベタ甘武闘派(バ)カップルのお話。
ベースは図書館戦争なのですが、たまにはこんな「ベタ甘」恋愛小説を読むのも、心臓がバクバクして良いかもしれません。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
アーサー・C・クラークの訃報を聞いて購入した一冊。
目的は、Slashdot.jpで褒めてあった「大渦巻II」を読むこと。短編なので他の作品も収録。
最初の「神々の糧」を読んで、非道いデジャビュに悩まされる。落ちが読めてしまったのだ。
あれ?初読のはずなのに…。
そして、目的の大渦巻IIを読んでもデジャビュは消えず…。表題作の「太陽からの風」を読んで、こりゃ「再読」だな。と確信。
「史上最長のSF」と言うメタ小説が個人的にはお気に入り。話の内容としては「再会」の落ちが秀逸。たぶん、この一行に向けて全身全霊を傾けて書いたんだろうなぁ、と思う内容です。
しかし、いつ、この本を初読したか、すっかり忘れています。いつ読んだんだっけかなぁ。
Status:再読(何回目か不明)
Mago6的オススメ度:★★★★★
2月の終わりから4月にかけて、花粉症と風邪と長引く咳に悩まされ、すっかり1年100冊プロジェクトを忘れてしまっておりました(爆)。
そんな状態だったので、そもそも読書もママならず、読むのは雑誌かコミックか同人誌か、と言う状態でした。その中でも4月からアニメ「図書館戦争」が始まるので、それだけでも読了しておかねば…と言う状況で読みました。
13冊目です。まだ、この期間に読んでいた本があるので、徐々に追いつくようにします。
「図書館戦争」としては完結編にあたるのが、この「図書館革命」です。
原子力発電所がテロリストに襲撃された事件をきっかけに、同じようなシチュエーションの小説を書いていた作家が良化委員会に狙われる所から話が始まります。
最後は、その作家が他国へ亡命をして日本の検閲制度を世界に広めるしか!と言う所まで追い込まれます。
「王子様」割れした前巻の最後。今までのドンパチ成分も十分保持したまま、だら甘の恋愛成分も追加され、1冊まるごとノンストップで読み進みました。
このシリーズは本当にお薦めです。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
1年100冊PJの12冊目は図書館戦争シリーズの3冊目、「図書館危機」です。
図書隊の戦闘職種の特殊部隊に配属された「笠原郁」。3冊目は、昇任試験前の所から物語が始まる。
筆記試験をギリギリの成績で通過した郁。今年の実技試験は何と「読み聞かせ」。同期の手塚にとっては一番の弱点の実技となるが、郁にとっては果たして。
有名人気タレントの生い立ちを記した本の出版に関して、「床屋」と言う言葉をめぐってメディア良化委員会と図書隊の攻防があり、その結果を引きずりつつ、郁の地元で開催される「茨城県展」の警備に応援に向かう図書特殊部隊。
話の本筋に関わってくる図書隊の階級を表す徽章についてのエピソードが心をホッとさせてくれました。
読み進めるにつれ、「表現の自由」について、深く考えさせられます。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
1年100冊PJの11冊目は図書館戦争シリーズの2冊目、「図書館内乱」です。
図書隊の戦闘職種の特殊部隊に配属された「笠原郁」。その配属を白状していないまま、入隊から半年過ぎ、秋となった。そんな時に両親が郁の職場を見学に来るという。
そんな所から物語が始まる。
上官の小牧と近所の10才年下の聴覚障害を持った女の子の恋の話を絡め、同僚の手塚とその兄との確執の話を脇におきつつ、焚書疑惑に巻き込まれた郁の成長を描く第2巻。
そもそも図書隊に入隊した動機となった、ある事件の当事者の正体が最後に判明して、以下次巻に続くっていう美味しい終わり方をしています。
キャラクターの描き方が丁寧で読んでいても安心感が増しました。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
10冊目は、「世界平和は一家団欒のあとに 3」。
サブタイトルは「父、帰る」
いよいよ世界の平和を守る一家の大黒柱の父、そしても元勇者の「耕作」が帰宅します。
時同じくして、エルナと名乗る異世界人も登場。元勇者の父と、元御姫さまの母の友人とのことです。
しかし、父の様子がおかしく、エルナに対して不信感を持っている模様。
主人公「軋人」はエルナのために動こうとするが、父がそれを阻止。
兄弟対父親の闘いの行方はいかに?
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
100冊PJ、9冊目は、フルメタル・パニック!「疾るワン・ナイト・スタンド」。
フルメタルパニック第3弾は、長編で、1巻の続きとなる話です。
東京壊滅をもくろむテログループに狙われた、特殊部隊所属の潜水艦「ミスリル」艦長テッサや宗介。
そこに「かなめ」も巻き込んで東京を縦横無尽に駆け回る。
後半の敵機との闘いに、手に汗握ってしまいます。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★☆
8冊目は、「世界平和は一家団欒のあとに 2」。
第2弾は、主人公(正義の味方)が以前に壊滅させた悪の組織(の一家)のアフターケアを描いています。
主人公かつて自分が倒した悪の組織の首領一家と再会を果たす。しかし、その一家の父親は無職となりしょぼくれ、長女はそんな不甲斐ない父親を見て家出をする。さらにしょぼくれる父親。そんな父親を見た末っ子が意気消沈。
悪の家族が崩壊の危機に瀕していた中、主人公はとあるきっかけで、その家族の絆を取り戻すために手助けすることになった…。
正義の家族と、悪の家族の対比と、悪の家族の絆を取り戻す様が面白いです。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★☆
100冊PJ、7冊目は、「放っておけない一匹狼?」。
まだまだライトノベルが続きます。
フルメタルパニック第2弾は、前巻の設定をそのままに、学園ラブ&ギャグコメディといった様相を呈します。
そんな短編6編ですが、相変わらず「戦争バカ」で常識知らずな「宗介」と、宗介に振り回されつつもしっかりツッコミを入れる「かなめ」が最後まで面白く活躍します。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★☆
1年100冊PJの6冊目は、「ヒツギでSOSO!」。
テロリズムや凶悪犯罪が跋扈する近未来が舞台。
凶悪犯罪者を処刑するための「処刑官」を養成する「十三学園」を舞台にした物語。
一級処刑官になれる可能性を持つ主人公は、なぜか葬儀実習に日々打ち込んでいた。
ある日、美少女率いるテロリスト集団が学園に乗り込んで…。
と、まじめに考えると重い主題を持ちがちな内容ですが、うまく話をつなげていきます。
「ラノベ」お約束のラブコメを期待するとだめですね。
シリーズ化すると設定に幅ができて面白くなりそうなのですが、これで終わると、ちょっと物足りない気がします。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★☆☆
このペースだと、1年50冊弱なので、ボチボチ気合いを入れていかないと…。
と言う訳で、1年100冊PJの5冊目は、「世界平和は一家団欒のあとに」。
ライトノベルが続きます。
が、第13回電撃小説大賞受賞の帯と、表紙のイラストに釣られて購入しました。
とはいえ。
大賞受賞するくらいの物語だけあって、面白く読めました。
これも設定が秀逸。すごく無茶な設定なので、「そう言うもんだ」って思ってから読み始めないといけないかも。
世界平和を守るスーパーヒーロー一家の、長男「軋人」が中心となって、一家の団欒のために戦う物語。
軋人が過去に三女「軋奈」に起こした事件を元に、結果として兄弟間の葛藤とそれを乗り越える課程を描いた話。
最終的には兄弟間の結束が深まって心が温かくなりますが、途中の葛藤時に起きる戦闘がなかなかド派手で面白いです。
なんか、何を書いているのか分からなくなってきましたが、オススメです。
ちなみに、家族構成は、以下の通り。
父「元勇者」星弓耕作
母「元姫君」星弓志乃
長女「災魔」星弓彩美
次女「超越]星弓七美
長男「冒涜]星弓軋人
三女「創生]星弓軋奈
四女「祝福]星弓美智乃
次女「破壊]星弓刻人
こんなスーパーヒーロー家族の活躍と、普段の生活のギャップを感じるのが面白いかと。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★★
1年100冊PJの4冊目は、フルメタル・パニック!の長編1冊目の「戦うボーイ・ミーツ・ガール」である。
正直、涼宮ハルヒシリーズを読むまでは、ライトノベルに抵抗があったのですが、食わず嫌いはいかんですね。
この本も面白いです。
まず設定が奇抜。舞台設定は学園モノなのでしょうが、主人公は、世界最強の武装集団「ミスリル」のエリート戦士の「相良宗介」。「千鳥かなめ」を護衛するために都立陣代高校に転入してくるところから物語が始まります。
エリート戦士だが、幼い頃から戦争漬けの生活をしてきた為に日本の一般常識を知らない相良の「軍事ボケ」ぶりと、学園モノのラブコメが見事にドタバタしつつ融合して物語が紡がれています。
背表紙に「フルメタル・パニック!」って書いてないので、本屋で探す時に苦労しました。「どこの本屋にも置いていない?」って。
表紙見れば小さい字で書いてあるのでわかったのですが、平積みでもされていない限り、さっぱりです。
著者「賀東招二」を手がかりに背表紙を見て、本棚から本を抜き取り、表紙を見てびっくり!
ようやく「フルメタル・パニック!」を見つける事ができました。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★☆
1年100冊PJの3冊目は、人気シリーズ「涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)」の第4巻となる「涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)」です。
第3巻の「涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)」のあるエピソードを読んでいないと分からなくなる話があるので、未読者は1巻から順に読むことをオススメする。
今回は3回目の再読。正直1年100冊に再読を含めるのは当初の目的からすると「?」となる訳だが、読んだことには間違いないので、とりあえずカウントする事にする。
物語は、クリスマスの1週間前から始まる。S.O.S団のクリスマスパーティが決定した翌日、いつもの通り、学校に通学すると、クラスメイトが突然ひどい風邪をひいていた。また、主人公キョンの後ろに座席に座っているはずの涼宮ハルヒが居なくなり、替わりに5月にカナダへ転校したはずの朝倉涼子がそこに座っていた。いったいキョン以外に何が起こったのだ?
って所から始まります。
涼宮ハルヒシリーズの中では一番面白く感じますが、でもそれは「憂鬱」「溜息」「退屈」と言う下地があった上での話。消えた涼宮ハルヒはどこにいったのか?キョンはハルヒが居ない世界を選ぶのか、ハルヒが居る世界に帰還するのか。読み進めるにつれ、どきどき度が高まります。
Status:再読(3回目)
Mago6的オススメ度:★★★★★
1年100冊プロジェクト(大げさな)の第2冊を飾るのは図書館戦争シリーズの1冊目、「図書館戦争」です。
評判を知って購入したいと思っていたのですが、文庫化されるのを待ちきれずに結局手に入れてしまいました。
図書館と軍隊のお話に恋愛成分も含んだ貪欲な構成の物語です。
昭和から「正化」へと元号が移ったパラレルワールドでのお話。
公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立し、検閲行為が合法化されたた世界。
その検閲権に対抗する勢力となる事を期待されて成立したのが通称「図書館の自由法」である。
図書館への検閲行為に対抗すべく準備された警備隊が、検閲側との抗争の中でその規模が拡大して「図書防衛隊」となった。
図書防衛隊の図書特殊部隊に配属された主人公の笠原郁の成長が、図書館隊とメディア良化機関との抗争の中で綴られています。
図書防衛隊への志願の動機となった事件が、ずっと笠原の行動のベースとなっており、その行動と、実際の防衛隊との制限がせめぎ合っているところが秀逸です。
図書館と軍隊と言う意外な組み合わせと、それをつなぐ設定に無理が無く、物語の世界に引き込まれていきます。
個人的には第5章の事件の出来が今ひとつと感じました。何だかカタルシスが無いと言うか。
って所を差し引いても、全編とても面白く最後まで読み通せました。オススメです。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★★☆
2008年の1年100冊の第1冊を飾るのは「ガガガ文庫」の「人類は衰退しました」です。思いっきりライトノベルです。
たぶん未来のお話。
人類の衰退が加速し、文明もそれに伴い衰退しまくった将来、パティシエ並の腕をもつ主人公が、『学舎』最後の卒業式を済ませた所から物語が始まる。
人類の後釜として繁栄しているのは妖精さん。ただし、その妖精さんの生態は不明。人類とは何とか意思疎通できるのですが、交流は難しいと言う状態で、主人公は仕事として国連直属の「調停官」になります。
近所に住む妖精さんとの最初の交流は…
と言った感じの物語なのですが、起承転結が弱く、何だか盛り上がりも無く読了してしまいました。
設定が面白いのですが、その設定から話を伸ばす方向が少し違っているような…と言う気がしました。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★☆☆
男性の平均寿命まで生きられると仮定して、私の人生も残すところ40年。
本が好きで、たくさん読んでいるつもりでいましたが、1年に100冊読めたとして、残り4000冊しか読めないことに気がつきました。
1年100冊という事は週に2冊のペースです。軽いエッセイなら週に10冊くらいは読む自信がありますが、あらゆるジャンルの本を年に100冊は最低読みたいと思い、今年から記録を付けることにしました。
さて、来年の今頃までに何冊読むことができるでしょうか?