AppleWatch用充電台を格安で自作する...結局ダンボール製だ!
2015年4月24日に販売開始されたApple Watch Sports を購入して3週間ほど経ちました。
Apple Watch自身の使いやすさの話はともかく、ここまでで気になったのが充電の時のApple Watchの置き方。
磁石でWatchの盤面の裏側に充電機をくっつけるだけなのですが、とくに台があるわけでもなく、床や机の上に直置きすると、当たり前の話なのですが、腕時計なのでバンドがあって横向きに置くしかないのです。
なので、横向きになった時計に磁石でくっついた充電機は、たまに外れていたりして、この3週間ほどの間に充電できていないことが2度ほどありました。
これはイカン。と言う事で、格安に充電台を作ることを考えました。
材料はバルサ材による木工。大工道具の手持ちが無いので、東急ハンズで簡単に加工して貰えるようにシンプルなデザインを考えます。
↓ちなみにこれが最初のスケッチ。
腕の替わりになる所は円筒形で直径6cmを想定。Apple Watchを装着した腕に定規を
あてて、ある程度のコンパクトさを考えて各部分を採寸します。
横幅10cm、台の奥行き10cm、6cmの円柱を支える壁の高さは上下に2cmの余裕をとり、さらに台の厚みを2cmと想定して12cmとしました。
スケッチはスケッチなので、奥行きとかを含めて実際のサイズ感が怪しいです。
簡単にプロトタイプが作れないかな?と考えて、我が家に山のようにとってある(=単に捨てられないダケとも言う)Amazonの梱包に使用してあるダンボールを利用することを考えつきました。と言っても中敷き(と言うのかな?)に使われている1枚ペラのダンボールです。
1枚の厚みが3-4mm。6枚重ねるとだいたい2cmとなります。
腕の部分は直径6cmの底辺にした高さ10cmの円柱を想定していましたが、円柱状にダンボールを加工する技術は持ち合わせていないので、直径6cmの円に内接する正方形の寸法を算出して、つまり1辺が4.2cmの正方形を底辺にした直方体を作成することにしました。
最初に作ったスケッチから、図面を頭に起こして、台、壁、腕部分の厚みを考慮せずに大きさをダンボールに転記していきます。
1枚のダンボールから、2枚分のパーツが取れるので、ダンボールは3枚使うことにします。
カッターナイフで切り取ります。
Amazon梱包中敷きのダンボール3枚分で各パーツを切り取りました。
腕部分は4.2cmなので、理論的には14枚必要なのですが、ダンボール1枚1枚の厚みが均一ではないので、どうなっても良いように18枚分用意しました。
鉄道模型を製作していた時に購入して余らしていた木工ボンドを惜しげも無くつぎ込んで、台のパーツを重ねていきます
。
6枚重ねて台の部分ができあがりました。
腕の部分にはAppleWatchの充電機がハマリ込むようにくり抜くことにします。
出かける時には充電機が簡単に外せるように少し余裕を持ってくり抜くラインを確定させます。
充電機の厚みは1cm程度なので、時計との接触も考えてダンボール2枚分をくり抜くことにしました。
カッターナイフで切り抜きます。
台と同様に木工用ボンドで積み重ねて接着します。
この後作成する壁の穴にちょうどよく差し込めるように重ねる枚数は現物合わせをしながら決定します。
腕を支える壁はスケッチでは円柱なのですが、まずはダンボールで作成することにしたので、正方形にくり抜くことにします。ここに腕を差し込んで壁で支える作りにします。
盤面がある程度斜めになって上方から見えるようにある程度の傾きをつけます。
6枚くり抜きます。
同様に木工用ボンドで接着して重ねていきます。
台、腕、壁の各パーツができあがりました。
壁を横に置き、木工用ボンドを塗って台を接着します。
腕が壁にはまるか確認します。
ゆるいようでしたら、ダンボールをもう一枚重ねると良いでしょう。
いったん腕を外し、充電機をくぼみにはめ込みます。
充電機がはまった腕を壁に取り付けます。これが完成状態です。
AppleWatchを充電台に載せてみます。
うん、これでいいじゃん。
後は木工用ボンドを乾かすだけで出来上がりですね。
当初は木工で作ったときの大きさ確認のために作り始めたダンボール製充電スタンドでしたが、これで十分な気がしてきましたので、ひとまず完成といたします。
Amazon梱包に使われているダンボール3枚と木工用ボンド、少しの時間でAppleWatchの充電台ができました。