(021/100) かもめ食堂
映画が公開されてから、はや数年。
ようやく文庫化された「かもめ食堂」を購入。
サチエが何故ヘルシンキに食堂を開く事になったのか、ミドリがなぜヘルシンキに来たのか。その辺りが丁寧に描写されている。
まさか、あんな方法で食堂を手に入れたとは…。
映画で見た、トンミ君の漢字名「豚身昼斗念」もインパクトがあって面白かったが、文章で見るその名も何だかおかしみが込み上げてくるようでニヤリとさせられた。
予定調和と言われてしまえばそれまでだが、ゆっくりした時間の流れの中をあくせくせずに過ごす主人公達を優しい目つきで書かれた小説で、読んでいてホノボノとさせられました。
とは言え、まるでエッセイを読むかのようなお話なので、オススメ度は低めです。
Status:初読
Mago6的オススメ度:★★★☆☆