捨てる季節
「捨てる技術」と言う新書が数年前に流行ったが、その時は購入しなかった。だから読んでいない。
でも、書いてあることは想像できる。たぶん「1年間使っていないモノは不要品なので捨てましょう」とか、
「収納先を確保してからモノを買いましょう」とか、そんな感じでは無いかと思っている。
買って読めばいいんだろうけど、我が家は本で埋没している。相棒には済まないと思っているが、こればっかりは、どうしようもない。「酒も博打も女も煙草もやってないから許しておくれ」って感じで黙認状態である。
我が家は借家だから、収納が少ない(と、聞いたことがある)。しかも相棒も私も「オタク」系なので、気に入ったモノを買い込んで、しかも収集しだす癖があったりする。だから、家の中はモノで溢れかえっていたりするわけだ。
それでも、子供が生まれると分かった時にかなりの本やビデオテープを処分した。が、子供が生まれて1年を過ぎ、子供のおもちゃを含めた用品が増えつつあり、また隙間をねらうかのように本やDVDソフトが増えだしてきた。
我が家を埋め尽くすモノの内、グループ分けをすると、1.本、2.CD、3.DVD、4.PC用品、5.園芸用品、6.熱帯魚用品、7.キャンプ用品、8.玩具類(子供のおもちゃや、食玩なども含む)、9.洋服類、9.食べ物類となるだろう。
ここでおもむろにABC分析をすると…するまでも無いな…、大多数が「1.本」になる。本棚が実質3棚あるが、それを溢れ、そこら中にうずたかく雑誌や本が積もり、100円ショップで購入した多数の「文庫本収納ケース」に文庫本が満載されている状態は、常軌を逸している光景だと思う。最近はなりを潜めつつあるが、分冊百科(ディアゴスティーニの週刊○○の類)もたくさんある。しかも、今も増殖中だ。
中でも一番の割を食っているのが、通称「北の部屋」。現在、「書斎」兼「PCルーム」兼「倉庫」となっており、当初の書斎から思惑ははずれはじめ、いまや倉庫の中…しかも地震直後のような…を呈している。
ここを片付けたいと常々思っているのだが、なかなか尻があがらず、倉庫は倉庫のまま、「開かずの間」に近づきつつある。
それでも良くしたもので、年に数回「かたづけの神」が降臨して、家の中の不要品を捨てまくり、整理し、整頓しまくる時がある。ちなみに「かたづけの神」を我が家では「やる気様」と呼んでいたりする。
昨日の夜くらいから、その神が降臨した。でも間が悪いことに我が町の「本・雑誌」類の不要品収集は来月の頭なのである。困った!
とは言え、降臨中に何とかいろいろ片付けて、今ある本を1/2~1/3の量に減らしたい。
まずは、高く売れそうな本をアマゾンマーケットプレイスに出品することにした。基本は定価1000円以上の最近出版された本。
そして、次にやりたいのが文庫本の処分。何冊か絶版本を持っているのでその辺りに気をつけつつ、数年経っても再読しないと思われる本を中心に処分。ブックオフに引き取りを依頼しようかと考えている。
一番困るのが雑誌類。ここは涙をのんで「捨て」の方向かな。
次にPC用品、食玩、熱帯魚用品を片付けて、北の部屋を倉庫から「書斎」に戻さないと。
さて、降臨した「かたづけの神」、いつまで居てくれるんだろうか?
そう言えばこの神様、いつも3月の気ぜわしい季節に降臨するような…。
引っ越しすれば、思い切り良く捨てられるかも、と少し思った。