ぼくらの小松崎茂展
刈谷市美術館でぼくらの小松崎茂展が開催されているのを知って、出かける事にした。
清須から東名阪、名古屋高速、伊勢湾岸道を使って1時間。意外と早く到着した。
私の「小松崎茂」の印象と言えば、
このようなプラモデルの箱絵の第一人者ということなのだが、今回の展示で彼の歴史の大半は「絵物語」の作者ということがわかった。
古くは後の少年画報と呼ばれる少年誌に掲載された「地球SOS」に端を発した絵物語は、意外なことに「作・画 小松崎茂」として発表されており、ストーリーテリングもできる絵描きさんだったと言うことが、今回の新しい発見であった。
1995年の自宅の火事で、膨大で貴重な資料が焼けたと聞いていたが、それを感じさせない興味深い資料がたくさん今回展示されていた。
スケッチの周りが焦げていたりして、火事を逃れた資料も残っていることがわかった。
彼の躍動感ある精密で緻密な絵を見ると、不遜ながら自分でも描いてみたいなぁと感じる。描いたとしても、とても足下にも及ばない事は分かり切っているのだが。
展示は10月30日まで。