車掌さんの一言
通勤には名鉄を使っているのだが、会社の帰り、新清洲駅での一こま。
今日の急行新岐阜行きは、往年の名車パノラマカーこと7500系の6両編成であった。
デビュー当時は特急用の車両として使われただけあって、クロスシートの2扉車で、座れれば
天国で、立てば地獄の車両である。
2扉車であるから、駅での乗り降りはそれなりに時間が掛かる。ましてロングシート車では無いから
車両中央部に居る客は、通路に立っている人を避け、扉までやってくる。それでなくても名古屋の
乗客は、東京の乗客と違って、扉近くの人はいったん外に出るなどして降りる客をスムースに
通さないから、予想以上に時間がかかる。
そんな事にお構いなしで車掌は言った「列車遅れますので、早く乗り降りしてください(超意訳)」
名鉄の車両運用は客として知った事では無いが、それでなくても通勤時間帯に不便を強いる
車両を運用しておいて、挙げ句の果てに車掌のこの言いぐさ。さっさと乗り降りしろと言う。
独占にあぐらをかいた、顧客不在の会社の社員を見た思いである。
子供の頃からパノラマカーが大好きであった一名鉄ファンとして、すごく残念な一言であった。