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先週、実家に帰省した際、私の叔父が購入して祖父が使っていたカメラ
Canon Dial35(http://homepage1.nifty.com/fukucame/dial35.htm 参照)
が押入の奥から出てきた。
祖父が他界してから20年以上経ってどういう経緯で私が貰ったかは
覚えていないのであるが、せっかく出てきたカメラである。
なんとか使ってみたくていろいろ情報をWebで集めてみた。
が、殆どない。
セレン露出計に使う1.3Vの水銀電池は既に10年位前にちょうど環境汚染
問題で水銀電池が問題視され、その型と言うか規格そのものが廃止されて
しまったようで、現在同じ大きさ、同じ電圧の電池は存在しない。
さらにWebで情報を探すと、LR44電池を使った変換アダプターが
存在していて、カメラ屋で注文すれば取り寄せられる事がわかった。
このカメラ、フィルムの巻き取りがゼンマイ式のおもしろいカメラで
是非上のリンク先の画像を見て貰いたい。
縦型カメラで下側にノブが出ていてこれを回すとゼンマイが巻かれると言う
構造で、シャッターを切るとフイルムが自動的に巻き上げられる。
また、35mmフィルムをハーフサイズに使うカメラであるので、現在販売されて
いる12枚撮りフィルムで24枚撮影できると言うお得なカメラである。
通常、フイルムを現像すると、コマに対してフイルムのコマを送る為の穴が
上下にあるのだが、ハーフサイズのため、ちょうど映画のフィルムのように
穴が左右にできる事になる。
だから縦型カメラではあるがその状態で横長の絵が撮影できる。
カメラに対してフィルムは上側に置かれ、下側にフィルムを巻く形になる。
今の現像屋で果たしてこのハーフサイズの現像とプリントを引き受けて
貰えるのかな?と少し不安。
(結局ラボ送りでプリントに1週間くらいかかりそうな気がする。)
また、ピントは手動、シャッタースピードは30/60/125/250から
フィルム感度は400まで対応
電池アダプタを購入し、フイルムを入れたところ、シャッターも動作する。
電池自体は自動露出に使っているようでシャッターには関係していないようである。
デザインの古くささがあまり感じられ無いところも気に入っている。
新しいIXYの銀塩版ですヨと言っても信じる人が、いそうである。
果たして30年前のカメラが未だに動作するかわからないが、明日から
四国に旅立つ予定だから、その際に撮影してみようと思う。
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